競輪ほど知的なゲームは無いかもしれませんよ
2018/07/25
競輪と言えば自転車競技の一種ですが、成り立ちは公営ギャンブルからなので当然今も賭けの対象として行われています。そんな競輪ですが、当てずっぽうに車券を買っているのかと言えばそうではありません。
というよりも、公営ギャンブルの中では最もデータを重視するギャンブルと言えるかもしれません。何故なら、各競輪場の1着、2着の決まり手について、主催者側からどのような脚質なのかがしっかりとデータ化されているからです。
データは非常に重要な要素で、競輪を予想する際にはまず欠かすことのできない要素です。
理由としては、各競輪場にはそれぞれ特色があり、例えば傾斜の角度や直線の長短などが大きな個性として存在しています。こうした各競輪場の個性が、1着や2着に入線する脚質に関わってくるわけですね。また、これら脚質と同じくらい重要なポイントが、風と季節です。
風は向かい風か追い風によって脚質に対して有利不利を発生させます。向かい風の場合、逃げ先行に対しては厳しい展開を強いてくることになります。
そのため、多少力の劣る選手であっても展開を味方につけて一気に捲ってくるか追い込んでくるかが出来るわけです。逆に追い風の場合、逃げ先行の脚質に有利に働くため、基本的には行ったまま押し切ってしまうわけですね。
こうした風の要素は重要ですので、レース予想の際には絶対に欠かすことのできない要素なわけです。そして意外と重要になってくるのが季節なのです。
皆さんの周りにも夏が好きという方がいる一方で冬が好きという方もいらっしゃいますよね。
競輪選手も同様で夏が得意あるいは冬が得意という選手に分けられるのです。ただし、競輪選手の場合は主観的にこの季節が好き嫌いと言っているわけではなく、季節によって筋肉の収縮や脚の回転数に変化が生じてくるために、季節による有利不利が生じるというわけなのです。
そして、競輪を予想する際に忘れてはならないのが出身地や、競輪学校の卒業期ですね。実はこうした要素も重要なポイントになっていまして、むしろそちらの方を優先的に予想組み立ての材料にしている人もいるほどなんです。
このように、競輪は単に当てずっぽう、もしくはヤマ勘で購入しているわけではないのですね。こうした数あるデータを山積させつつ、展開を予想して車券を購入していくわけです。
そう考えると、競輪ほど知的なゲームって無いのではないでしょうか。競輪場は多くが無料なので、是非一度遊びに行かれてみてはいかがでしょうか。