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最高賞金額など競輪の気になるお金にまつわるあれこれ

2019/10/07

お金

競輪はスポーツでありつつ、巨額のお金が動くギャンブルです。競輪で気になるお金のことを調べてみました。

・競輪史上で最高の配当はお幾ら?

競輪のニュースを見ると、しばしば○億円がでたとか○百万円がでたなど、景気のいい話が聞かれます。過去の全てのレースを通じて、史上最高の配当額が出たのは、平塚競輪での2010年10月21日、第6-12競走でのことでした。

当時発売の重勝式チャリロトで発表された払戻金は、なんと905,987,340円。右から順に数字を数えないと読めないですが、9億円を超えていたのです。この数字は今も日本の全ての公営競技史上で最高配当記録です。

また、重勝式ではない最高配当は、奈良競輪場の2006年9月21日に登場しました。その時の三連勝単式で払戻しされた金額は、476万700円です。競輪では一度でいいから多額を当てたいですが、億を当てる確率は1000万分の1とも言われるだけに、よっぽどのツキが必要ですね。

・競輪選手の平均賞金額はお幾ら?

配当が高ければ、選手の年俸もべらぼうに高いのが競輪の特徴です。日本人の正社員の平均年収は418万円とのことですが競輪選手は実力が低くてもそれを上回るといいます。2017年のJKAの発表によれば、登録選手2,339人の平均獲得額は978万8191円にものぼります。

このうちS級の678選手の平均になるとさらに跳ね上がって1,653万円、A級1552人の平均もおよそ715万円、女子(L級)の109人でもおよそ666万円という数字を叩き出しています。こんな数字を見ると、競輪選手になりたがる若者が多いのも頷けますね。

・歴代最高の賞金額は誰だった?

ものすごい稼ぐ競輪選手ですが、過去最高に稼ぎを上げたのが、岐阜競輪に所属する山田裕仁選手が2002年に稼ぎ出した2億44,34万8,500円とう金額です。

山田選手はKEIRINグランプリ、日本選手権競輪、競輪祭、全日本選抜競輪といった名だたるタイトルは全て獲得するような強豪選手でしたが、2002年の頃は特に破竹の勢いがありました。1年で2億も稼げるだなんて、ホントに羨ましいばかりですね。

・競輪の自転車の価格は幾らなの?

競輪の主役は選手なわけですが選手が活躍するために必須な道具が自転車です。競輪用の自転車はもはや進化しきって、ここ十数年来最新モデルの形状や材質は変わることがありません。ウン千万やウン億円を稼ぐ自転車だからその車体にも多額なお金がかけられるのも当然です。

しかし競輪では規則が厳しく、材質の制限がかけられているため、あまり高額な車体は存在しないといいます。自転車のフレームだけでも十数万円、車体全体を作るお金は40~50万円とのことです。しかし庶民のママチャリが5,000円で買えることを考えると、競輪選手の自転車の高級さは別格な様子です。

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