一般人だからこそ感じる競輪選手の凄さとは
2019/10/03
スポーツ選手の体躯を見ると、本当に凄いなと思わされることが多いですよね。しかし自分でやったことのないスポーツですと、「まぁ凄いは凄いのだろうけど、実際にどこがどう凄いのかと聞かれると分からない」といったケースも少なくないでしょう。
確かに自分でやってみないと、野球選手の凄さやサッカー選手の凄さなんて分かりませんからね。何が普通で、何が普通でないのかが分からないわけですから。
しかし、これなら分かるのではないでしょうか。自転車で時速70kmくらいのスピードを出す、プロの選手がいるということに関しては。そんな化け物じみた選手がいるのかと思われるでしょうが、いるのですよ。それが競輪選手なのですね。
競輪も一流の選手になると、トップスピードで時速70kmを計時するまでになります。これ、空気抵抗がありながらの疾走ですからね。呼吸だってままなりませんし、空気の壁はかなり分厚いものになってくるでしょう。
そのような中を、競輪選手は自分の脚力だけで疾走していくのです。一般人でも自転車で時速30km出せばかなりのものですし、普通に走ればせいぜい15kmくらいしか出ません。競輪選手の時速70kmは、単純にその5倍近いスピードになるわけです。いかに凄まじいスピードなのかが分かりますよね。もっとも、終始のそのようなスピードで疾走するわけではありません。
このスピードが出るのは、最後の周回のほんの一部分です。しかし、その一部分の一瞬のために競輪選手達は日夜苦しいトレーニングに耐えているわけですね。
もちろんレースでも展開を読みながら力を温存して、その最後の爆発力をどこで発揮させるのかを考えながら走っています。各選手がそのようにして駆け引きをしながら走っていますので、競輪のレースは非常に見応えがあるわけですね。
なお、競輪を楽しむのであれば絶対に競輪場へ行くようにしてください。
確かにテレビでも楽しめることは楽しめるのですが、あの競輪選手の凄まじい体躯を身体の奥底から受け止められるのは生で見る以外ありません。競輪選手の太ももは女性のウエストよりも太いので、その姿は圧巻の一語ですよ。
またバンカーと呼ばれるコースの傾斜も、実際に生で見なければ分かりません。映像で見ると特に何も思わないのですが、生で見ると「こんな傾斜で走れるの?」と思ってしまうこと間違いなしですからね。
実際に我々一般人では下に持って行かれて走れません。土手の傾斜で真っ直ぐ走るような感覚と言った方が分かりやすいでしょうか。そこを見ていただいても、競輪選手の凄さを感じられますよ。車券だけではなく、そのような観点で見るのも良いですね。