競輪場の日本一あれこれを調べてみた
2019/10/03
日本には2018年現在、全国に競輪場が43場存在しています。そのなかでも気になる日本一の競輪場とは一体どこか知っていますか。
・日本一の年間入場者数を誇る川崎競輪場
日本の競輪場の中で、際立って人を集めて売上が多いと言えば、神奈川県川崎市の川崎競輪場を挙げることができます。川崎競輪場は戦後すぐの1949年(昭和24年)、現在の川崎区の地に建設されました。ちょうど川崎競馬場や富士通スタジアムに隣接する立地です。
東京都心のすぐ近場であり、川崎駅前の市街地に位置していることも影響して、1日の平均入場者数は優に1万人を超えているほどです。過去にオールスター競輪は度々開催され、毎年4月になると「桜花賞典・海老澤清杯」が開催されています。日本一の人を集める競輪場として、確固たる地位を固めているのが川崎競馬場です。
・日本一格式の高い立川競輪場
競輪場の中でもひときわ格式の高い、日本一の競輪場と言ったら、東京の立川競輪場の名前が挙がります。この競輪場は1951年(昭和26年)、立川市の中心部に近い曙町に誕生しました。立川競輪場がなぜ格式の高さを持っているかといえば、毎年12月30日に競輪グランプリ(GP)が開催されるためです。
GPが開催されるのは全国3つの競輪場だけであるため、格式の高さを表しています。さらに立川競輪場では日本選手権も開催されることから常に注目が集まる存在です。立川競輪場の1日の入場者数も平均1万人を超えるほどで、日本の競輪を語る上では外せない場所になっています。
・日本一小規模な競輪場は全国に6場
全国ん競輪場はバンクの規模が異なり、小規模から大規模までさまざまな種類があります。なかでも小規模なバンクを備えた、日本一小さな競輪場はどこなのでしょうか。山口県の防府競馬場は、日本一小さな競馬場としてマニアには知られる存在です。
1周あたりの長さは333mしかありません。このほか奈良、富山、伊東温泉、小田原、松戸など合計6場が333mを採用しています。平均的には400という一般的なバンクの大きさに比べると、確かに小さく感じられるでしょう。
・日本一古い歴史ある競輪場といえば小倉競輪場
日本の競輪は戦後すぐの1948年(昭和23年)に産声をあげましたが、一番最初の競輪が行われたのが、福岡県北九州市の小倉競輪場です。競輪発祥の地として、毎年11月になるとGIの競輪祭が開かれます。
日本最古の地ではありますが、当時の三萩野競輪場は既に存在せず、JR小倉駅南口がわに建つ、北九州メディアドームと呼ばれる屋内型競輪場の姿に変わっています。