手に汗握る競輪の魅力
2020/06/16
公的機関が認めている賭博、公営競技の一つが競輪です。複数台の自転車が、その速さを競う公的競技というイメージを持つ人も多いでしょう。確かに、スピードも重要となる競技ですが、それ以上に重要となるのが選手同士の駆け引きです。
短距離であれば、最初に先頭を取りそのままゴールまで駆け抜けることが有利となるでしょう。しかし、競輪のレースは1500mから3000mの間で行われるため、選手はペース配分を考えた上でレースに挑む必要があります。短距離のように、トップが有利といきなり先頭を取れば、その選手は風の影響を受けながら走ることになります。
競輪の先頭の選手は風による大きなハンデを受けるのに対し、二番手以降は先頭を風除けとして、楽な状態での走行が可能です。風によるハンデが大きい先頭は、その分体力の消耗も激しくなるため、最後までトップを守り続けることが難しい状態になることは少なくありません。そんな先頭のスピードが落ちた時に、二番手以降の選手がラストスパートをかけ、先頭を抜き去ればそのままレースを制することができるでしょう。競輪は、ただスピードを競うのではなく、こうしたペース配分や駆け引きも必要なレースとなっています。そのため、手に汗握るレースを楽しみたいという場合は、競輪を観戦してみると良いでしょう。
そんな競輪の楽しみ方が、投票です。公的であっても、ギャンブルといえばある程度の元手がなければ楽しめないのではないかと考える人もいるでしょう。しかし、競輪は100円から気軽に投票できるようになっています。
競馬と同じように、人気によってオッズが決まり、競馬の万馬券と同じように、100円で1万円以上の配当を受け取ることができる万車券が出ることも少なくありません。
投票の仕方は、1着2着を当てる2連単、予想した2車の両方が3着以内に入れば的中となるワイド、当たれば大きい3連単など、いくつかの賭け方が用意されています。賭け方が分からない場合は、オッズなどを参考に2連単やワイドから始めてみると良いでしょう。
選手同士の駆け引きを眺めているだけでも、見ごたえのある競輪ですが、実際に投票をすればより臨場感のあるレースを楽しむことができるようになるでしょう。
そんな競輪の特徴は、1年間ほぼ毎日、どこかの競輪場でレースが開催されていることです。そんな競輪であれば、休みが不規則という人であっても、気軽に手に汗握るレースを楽しむことができるでしょう。