競輪の魅力はやはり最後の一周の攻防にあると思いますね
2019/10/07
競輪の醍醐味は最終周の攻防ですね。競輪の場合、トップスピードになれば時速70km近くにもなりますので、時間にすればあっという間です。
しかし、そのあっという間の時間に入れ替わり立ち替わりの攻防が見られるのです。そのため、最終コーナーを回ってくる直前に自分の買っている選手が後方にいたとしても、諦めの境地に立たされることはありません。
余力を残しての直線であれば、外から内から真ん中からあっという間に交わし去って行くでしょうからね。
あの瞬間、脳みそからアドレナリンがドバッと出る感覚を感じられると思いますよ。車券が当たることもそうですが、あの凄まじい追い込みを見せつけられれば車券が当たった以上の価値や喜び、そして興奮を得られるでしょう。
もちろん、差しだけが競輪の魅力ではありません。最後の一周で終始先頭を譲らずに押し切ってしまう圧巻のレースぶりも見逃せません。レース内容だけで言えば、こちらの方が圧倒的に力の差を見せつける結果になりますね。
何故なら、終始目標にされつつ全力疾走をして、それでも交わされずに残してしまうわけです。ハッキリ言って、このようなレースをされてしまいますと、仮に車券を外したとしても何の感慨も湧きません。悔しいと言うより、天晴れと言った感情の方が強く湧き出てきます。それくらい、終始先頭で押し切ってしまうレース内容は凄いのです。
そしてもう一つ、最後の攻防でおすすめしたいのがまくりですね。
これは途中で一気に加速して、後方から先頭に躍り出て押し切ってしまうレース内容です。
このまくりをしていく最中は、時速70kmは軽く超えているのでは無いかと思うくらいの加速力を見ることが出来ます。それこそ、他の選手が止まって見えるくらいの加速力を見ることが出来ますからね。あのレースをされてしまうと、買っている側もそうですが、選手の方でも負けても仕方なしと思ってしまうでしょう。それくらい、まくっていく最中の加速力は圧巻なのです。
このように、競輪の魅力はこの最後の一周に詰まっていると言っても過言ではありません。もちろん玄人の方の中には、その前の駆け引きにこそ醍醐味があるのだと一喝されてしまうでしょうが、初心者の方やまだ慣れていない方にはそのような見方を要求するのは酷ですよね。というわけですので、もしも競輪を初めてご覧いただくのであれば最後の一周の攻防から楽しんでいただいてはどうかなと思います。