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競輪の発展と衰退について

多くの人は競輪というスポーツは賭け事であると認識していますが、このスポーツ、なぜ賭け事として定着したかについてはあまり知っている方は多くはないです。競輪は、実はもともと戦後の日本には娯楽が無く今でいうモータースポーツ群の娯楽が開催できる状態ではありませんでした。なぜなら、戦争に負けたことで日本は自動車もありませんし、ましてやボートも存在せず、娯楽になりえる競争競技がなかったのです。そこで目につけたのが競輪というスポーツで自転車であれば、人力で競争競技を行い娯楽となりえるのではないかと考えたのが競輪の始まりです。ちなみに1948年の初期の競輪は実は賭け事ではありませんでした。今でいうモータースポーツであるF1のように競争を行って娯楽としていたスポーツで賭け事ではなかったのです。しかし、この娯楽は、あくまで戦後という日本において物資がない中生まれたものなのであるとき競輪は大きな壁にぶつかります。それが自動車レースです。つまり、戦争が終わって日本にも自動車があふれるようになると今度は娯楽が人力スポーツから原動機付スポーツに移り変わったのです。ここからが競輪が賭け事になった点で、競輪は生き残りをかけて今の賭け事のスタイルに変化を遂げることで生き残ろうとしました。この試みは大当たりして、賭け事で白熱したスポーツということで多くの人に1970年代までは受け入れられました。そしてここから1970年代あたりからが競輪の衰退期のお話でなぜ衰退したかですが、それは、賭け事だからです。つまり賭け事は、治安というものが悪くなり一瞬にして大金を手に入れるものと失うものがあふれ治安が悪くなってしまったのです。これについては競馬が盛んなエリアは治安が悪くなってしまうように競輪も同じ道をたどったのです。逆にF1やらリーカーというスポーツはお金を賭けるのではなく、お金を支払い白熱したバトルを見るという方向にシフトチェンジして協議もジャッジを設けて公平に行うなどのほか、お客さんにも会場に参加してもらい、自動車に触れ合うということを打ち出したが故、お金を賭けるスポーツではないスポーツとして昇華したのですが、競輪はそういった新しいスポーツとしての昇華が1970年代を過ぎてもできなかったのです。よって現在でも衰退をしており、モータースポーツと比較した場合、あまり話題にならず、モータースポーツは逆にお客さんと選手との触れ合いを重視したり、自動車のラリーであれば、ラリー選手をお客さんが救い出すなどを行うことでエンターテインメント性を持たせたのですが、競輪についてはおそらく今後もそういった取り組みについては難しいのでおそらく衰退すると思われます。

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